15260-10-3 Tert-ブトキシカルボニル-L-スレオニン(ベンジル)-OH

白色の結晶性粉末。水および石油エーテルに不溶、酢酸エチルおよびメタノールに可溶。融点は115〜116℃。比旋光度 [α]20D+15.8°(0.5-2.0 mg/ml、メタノール)。
アミノ酸保護モノマーとしてポリペプチド合成に使用されます。
O-ベンジル-1-スレオニンをジオキサン溶液に懸濁し、tert-ブチルカルボニルアジドでアシル化して粗生成物を得、これをpH9〜10で酢酸エチルで抽出し、再結晶させた。
胸腺分泌物の胸腺オイエチンⅡの活性部分。チモエチン II は、胸腺ホルモンから単離された単一のポリペプチド化合物です。49個のアミノ酸から構成されており、5個のアミノ酸からなるペプチド鎖断片はチモエチンIIと全く同じ生理機能を持っています。したがって、このペンタペプチド断片は胸腺ペンタペプチドと呼ばれます。白色の凍結乾燥されたゆるやかな塊または粉末。
胸腺ペンタペプチドの役割の 1 つは、T 細胞の分化を誘導することです。これは、Thy-1- 前胸細胞の Thy-1+ T 細胞への形質転換を選択的に誘導できます。T 細胞の分化は、細胞内 cAMP レベルの増加によって媒介されます。胸腺ペンタペプチドのもう 1 つの基本的な機能は、成熟末梢血 T 細胞の特定の受容体に結合し、細胞内 cAMP レベルを増加させ、それによって一連の細胞内反応を誘導することであり、これが免疫調節機能の基礎でもあります。正常な身体状態では、胸腺ペンタペプチドは免疫刺激効果を示し、これにより E ロゼット形成率と脾臓リンパ球の変換率が大幅に増加し、一次または二次免疫応答のさまざまな段階が強化され、IgM タイプと IgG の数が増加する可能性があります。 IgA型抗体形成細胞。胸腺ペンタペプチドは、マクロファージの食作用機能を強化し、多形核好中球の酵素および食作用機能を増加させ、循環する抗体含有量を増加させ、赤血球の免疫機能を強化することもできます。胸腺ペンタペプチドは、CD4 および CD8 陽性細胞を活性化することができるため、特定の Tc 細胞がより長い寿命を維持できるだけでなく、Th 細胞を活性化して Ts 細胞の機能を誘導することもできます。胸腺ペンタペプチドの抗感染症および治療効果は、TC 細胞活性の増強に関連しています。適切な量​​の胸腺ペンタペプチドは、抗感染免疫におけるインターフェロンの産生を大幅に増加させることができます。T細胞の分化と成熟を誘導および促進します。CD4/CD8 は、T リンパ球サブセットの割合を調節することによって正常になる傾向がありました。マクロファージの食作用機能を強化します。赤血球の免疫機能を強化します。ナチュラルキラー細胞の活性を高めます。インターロイキン 2 の産生と受容体の発現レベルを増加させます。末梢血単核球におけるγインターフェロンの産生を増強します。血清中のSOD活性を高めます。
放射線療法や化学療法後に免疫機能が低下した悪性腫瘍患者にも使用できます。B型肝炎の治療;大規模な外科手術と重度の感染症。関節リウマチ、エリテマトーデスなどの自己免疫疾患。II型糖尿病、更年期障害。免疫機能が低下している人。